“積極的に介入を”– SRF-JRMCが2つの文化を超えて第三者介入訓練を行う

文・写真:礒部良、FLEACT横須賀広報課

2016年9月22日、艦船修理廠および日本地区造修統括本部(SRF-JRMC)のホットライン調整役の鹿島謙一さんが、日本語による基本労務契約(MLC)従業員の監督者に向けて、第三者の介入第三者介入訓練を開始する。全員参加による介入訓練は、2016年戦略計画において従業員が調和のある職場環境で働き、監督者が部下を指導するよう、確実に教育・育成されることに取り組んだ。(写真:礒部良、FLEACT横須賀広報課)

2016年9月22日、艦船修理廠および日本地区造修統括本部(SRF-JRMC)のホットライン調整役の鹿島謙一さんが、日本語による基本労務契約(MLC)従業員の監督者に向けて、第三者の介入第三者介入訓練を開始する。全員参加による介入訓練は、2016年戦略計画において従業員が調和のある職場環境で働き、監督者が部下を指導するよう、確実に教育・育成されることに取り組んだ。(写真:礒部良、FLEACT横須賀広報課)

2016年9月13日から10月20日にかけて、艦船修理廠および日本地区造修統括本部(SRF-JRMC)は軍属や日本の基本労務契約(MLC)従業者のために修正した、第三者介入訓練を全員に施行した。

米海軍の討議ベースの“艦隊向け第三者介入”訓練を使い、手直しを加えたこのプログラムは、職位や命令系統のどの位置にいようと、職場にふさわしくない行為を見つけた場合、誰もが“積極的に介入する”ことを奨励するよう求めている。この訓練では、第三者が有する力、つまり、場合によっては深刻な犯罪や生命の危機を伴う行為にまで発展しうる状況を食い止める力を認識することが求められる。

「訓練目的は誰もがもし、間違った行為を見つけたときに、声を上げられるようにすることです」と、監督者向けの英語によるトレーニングの進行役を務めた、部隊の機会均等相談担当、ドミニク・テイラー上級兵曹長は言う。「仕事場でも、家にいるときでも、自由時間でも同じことです。相手が米海軍の人間であっても、日本人や米軍属に何かがおかしいと言うことができますし、それと逆のこともいえます。」

テイラー上級兵曹長や部隊支援課そして改善推進室が、2016年戦略計画に則してSRFのすべての従業員が、調和のある仕事環境で働き、監督者が確実に教育・育成され、部下を指導できるよう訓練を主導した。

また、この訓練では、直接あるいは間接的に、もしくは「注意をそらすこと」により、そしてプロトコルなどを通じて、第三者が介入可能なことを示した。数多くの討議形式の問いを用いて、開かれたグループ討議が促された。

加えて、部隊は“艦隊向け第三者介入”のビデオクリップをオリジナルそのままで使用した。ビデオで扱う話題は、不適切なことが起こったときに積極的に介入すること、不和が生じることなく監督者によって状況をコントロールすること、そして不適切な行為を止める勇気を持つことなどが含まれた。また、ビデオではパワーハラスメント(職場でのいじめ)や、セクシャルハラスメント、肉体的ないじめや薬物乱用、しごきなどの例を紹介した。

「米海軍で仕事を始めたときは、今とはまったく状況が違っていました」と話したのは、ビジネス・戦略企画部のウォーターフロントプロジェクト部門、艦船造修監督職のジョン・マホーニーさん。「完全に異なっていました。何でも許される状況だったんです。いやがらせやしごきまで。しごきはそこらじゅうでありましたよ。」

ビデオはまた、仕事場や同僚たちに敬意を払うということを伝えた。「自分が望むような仕方で他人と接すること」とビデオの中のある海曹は言う。

「海軍の核となる価値観と合致しないことが起こっていると気づいたとき、即座にそれに対処する必要があるのです」とエイプリル・ベルドー兵曹長はビデオの中で話した。

「基本的には、間違った道に逸れていると船の仲間に言える勇気を持つことです。そして破滅的なことになる前に、正しく直すのです」と当時は海軍人事部長であり、現在アメリカ海軍作戦副部長のビル・モーラン中将がビデオの中で述べている。

「今までのところ、結果にはとても満足しています」と訓練の進行を見たテイラー上級兵曹長は話した。「とてもいい感想が返ってきていますし、訓練の中でもディスカッションが多く見られます。なので、できれば誰もが積極的に介入することを不快に思わないようになればと思います。」

監督者であれ、一般従業員であれ、大半が日本人で成るMLCの従業員の多くにとっては、第三者介入訓練は目新しいものであった。あるMLC従業員によれば、「介入」はあまり一般的ではないという。

「声を上げれば、悪いことが起こるのを防げるかもしれませんが、日本の社会では、このようなことを奨励しないこともあって、難しいときもあります」と、エンジニアリング・企画・見積デパートメントの船体企画部門、生産管理事務職の中村勇次さんは話した。なるべく目立たないようにする傾向があるのです。やはり難しいですが、やってみる必要がありますね。この訓練が背中を押してくれました。」

「この訓練が従業員全員に行われるということは、みなさんの一人ひとりが責任を有するということです」と、この訓練の案内役の一人で、部隊のホットラインの調整役も務める鹿島謙一さんが、一般従業員の訓練の際に話した。「ここでは、早い段階のうちに、どんな人でも間に入っていく、そうした文化を作る役割を進んで担っていただけるようにお願いしています。」

2016年9月22日、艦船修理廠および日本地区造修統括本部(SRF-JRMC)において、基本労務契約の従業員監督者らが、第三者による援助を受けたことがあるかという問いに対し、手を挙げて答える。全員参加による介入訓練は、2016年戦略計画において従業員が調和のある職場環境で働き、監督者が部下を指導するよう、確実に教育・育成されることに取り組んだ。(写真:礒部良、FLEACT横須賀広報課

2016年9月22日、艦船修理廠および日本地区造修統括本部(SRF-JRMC)において、基本労務契約の従業員監督者らが、第三者による援助を受けたことがあるかという問いに対し、手を挙げて答える。全員参加による介入訓練は、2016年戦略計画において従業員が調和のある職場環境で働き、監督者が部下を指導するよう、確実に教育・育成されることに取り組んだ。(写真:礒部良、FLEACT横須賀広報課

「リーダーとはどのような資質を持った人でしょうか?」と訓練の討議時間の際、参加者の一人で、造修部翻訳監督職の瀬戸謙治さんが質問をした。「リーダーとはいったい何でしょうか?」

「今回のトレーニングで、何か声を上げるときのハードルが下がった気がします」と、外業仕上工場の生産管理事務職、笈川和之さんは話した。「職位がたとえ低くても、こうした知識を共有することがよい土台となり、誰もが仕返しや報復を恐れることなく、行動できるようになるでしょう。」

鹿島さんはまた、自分たちの持つ権利への意識が高くなく、それゆえ職場では、特に上司に対して声を上げることをためらってしまうと付け加えた。

「みなさんは“直感”にしたがって行動すべきです」と鹿島さんは話した。「つまり、何かがおかしいと気づいたとき、ためらうことなく口にしてみて、すぐに行動に移すことです。何もしないよりは、行動を起こすほうがよいのです。職位が何であれ、みなさんは、悪質な行為を防止するためのリーダーとしての資質を与えられているのです。」

「リーダーシップは必ずしも、職位上、上であるとか上位だとかなどを意味しません。むしろ、取り返しのつかない損害を起こす前に介入する勇気を持つべきなのです。みなさんにはその力があります。」

 

 

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