SRF-JRMCの潜水員らがUSSフィッツジェラルドの入渠を支援

文・写真:礒部良 FLEACT横須賀広報課

2016年6月15日、艦船修理廠および日本地区造修統括本部(SRF-JRMC)のドッキングオフィサー、デビッド・ラインハート大尉とドックマスターで技術職の福田正樹さんがUSSフィッツジェラルド(DDG 62)入渠の際、潜水員のチームと艦船の軍人と意思疎通を行う。部隊の潜水員らは入渠作業が安全・確実に行われるために必要な水中作業において主要な役割を担っている。(写真:礒部良、FLEACT横須賀広報課)

2016年6月15日、艦船修理廠および日本地区造修統括本部(SRF-JRMC)のドッキングオフィサー、デビッド・ラインハート大尉とドックマスターで技術職の福田正樹さんがUSSフィッツジェラルド(DDG 62)入渠の際、潜水員のチームと艦船の軍人と意思疎通を行う。部隊の潜水員らは入渠作業が安全・確実に行われるために必要な水中作業において主要な役割を担っている。(写真:礒部良、FLEACT横須賀広報課)

米海軍艦船修理廠および日本地区造修統括本部(SRF-JRMC)の潜水員のチームは「ダイブロッカー」と呼ばれる組織である。彼らは6月14日~15日、定期集中工期に入るミサイル駆逐艦USSフィッツジェラルド(DDG 62)の入渠の成功を支援した。

SRF-JRMCは、最先端の技術力を駆使し、艦船の修理及び近代化を太平洋米海軍部隊、米太平洋艦隊に提供し、第七艦隊の艦船を常に機能できる状態に保っている。外観上、入渠は地上を中心とした工事に見えるかもないが、部隊の潜水員たちは、水中で起こる複数の仕事の中心的な役割を果たしている。

「船とつながれたアンビリカルによるのか、それともスキューバでのダイビングになるかは仕事の種類によって変わってきます」と言うのはケーシー・ラス3等海曹(潜水員)である。ラス3等海曹は、水上とホースでつながれたアンビリカルでの作業は、空気が十分に供給されるため、スキューバの空気タンクの時間制限を心配しなくてよい分比較的快適だという。

入渠前、潜水員らは船渠を閉ざすケーソンの門(渠門)を点検する。ケーソンとはドライドックへの注水・排水を制御する防水加工が施された構造物である。この点検作業は、ドライドック内でケーソンが確実に着岸し、ドックから水が排水されたときに水が入り込まないようにするために行われる。

水中では潜水員たちがケーソンの渠門を点検するが、これはつまり、ケーソンが船渠の中で着床する部分を指す。潜水員は、ドックが排水され、入渠が行われる際に安全に艦船を支える盤木や腹盤木も点検する。

フィッツジェラルドの入渠前、カデル・ジョンソン3等海曹(潜水員)と基本労務契約(MLC)の潜水員、菅野政貴さんが入渠工事の1つの過程である渠門検査を行った。

「水中では水が濁っているときもあります」と菅野さんは話した。「ゴミを取り除くのがやっかいなときもあります。それには力を要します。」

フィッツジェラルドがドックに無事係留されると、排水が行われ、潜水員による潜水作業が開始される。

アーウィン・ヴァ―ガス兵曹長(潜水員)とMLCの潜水員、石渡和幸さんが盤木と腹盤木が適切に設置され、船体を破損する恐れがないことを確かめると、艦船は盤木・腹盤木に接地する。この作業には、木製の測定道具が用いられ、船体と盤木の間の距離を測り、船体が適切な位置にあることを確認する。船首から船尾までを点検するのにかかる時間はおよそ30分。

2016年6月15日、艦船修理廠および日本地区造修統括本部(SRF-JRMC)がUSSフィッツジェラルド(DDG 62)の定期集中工期のために入渠を行う。部隊の潜水員らは入渠作業が安全・確実に行われるために必要な水中作業において主要な役割を担っている。(写真:礒部良、FLEACT横須賀広報課)

2016年6月15日、艦船修理廠および日本地区造修統括本部(SRF-JRMC)がUSSフィッツジェラルド(DDG 62)の定期集中工期のために入渠を行う。部隊の潜水員らは入渠作業が安全・確実に行われるために必要な水中作業において主要な役割を担っている。(写真:礒部良、FLEACT横須賀広報課)

「スキューバではそんなに時間はありません。息も荒くなり、タンク内の空気を使い切ってしまいます」とジョンソン3等海曹は言う。「背中に30分しか時間のないものを背負うより、およそ限りなく空気を供給してもらうほうがいいですね。」

石渡さんは盤木点検の危険性についても話した。「経験が10年以上ありますから、もう怖いとか緊張するとかいうことはありませんが、こうした仕事は慣れていない人にとってはとてもストレスがあるかもしれません。潜水そのものがもともと危険を伴うので、潜水員たちの信頼関係はとても重要です。」

「この艦船を入渠を成功させるには、関係するすべてのチームの力を必要とします」と話すのはドッキングオフィサーのデビッド・ラインハート大尉だ。今回の作業がうまく円滑に進んだのも関係するチームすべての努力のおかげだと強調した。

入渠作業の間、艦船の軍人、潜水員、ラインハート大尉は安全に盤木や腹盤木の点検がなされるよう、水中通信装置を用いて意思疎通を行った。部隊のドックマスターである福田正樹さんもまた、入渠作業を支援した。
部隊のドックブランチや木工工場、クレーン管理デパートメント、プロダクション・オペレーション、米海軍横須賀基地司令部のポートオペレーションなどの人員が協力し合い、今回の入渠作業を終了した。

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