SRF-JRMCが第七艦隊の旗艦ブルー・リッジの入渠を完了

文・写真:礒部良、FLEACT横須賀広報課

2016年6月1日、艦船修理廠および日本地区造修統括本部(SRF-JRMC)は、長期にわたるドック内定期集中工期のために第七艦隊の旗艦USSブルー・リッジ(LCC 19)をドライドックに入渠した。

SRF-JRMCドッキングオフィス、木工工場、プロダクション・オペレーション、ダイブロッカー、クレーン管理部、米海軍横須賀基地司令部(FLEACT横須賀)ポートオペレーションからの人員が、ブルー・リッジを入渠させるという複雑な工程を共同で行った。これは艦船修理・近代化において最初に行われる最も重要なものである。

2016年6月1日、米海軍横須賀基地司令部のポートオペレーションの支援ボートが、第七艦隊の旗艦USSブルー・リッジ(LCC 19)の入渠時に、艦船修理廠および日本地区造修統括本部(SRF-JRMC)のドライドック脇に係留する。(写真:礒部良、FLEACT横須賀広報課)

2016年6月1日、米海軍横須賀基地司令部のポートオペレーションの支援ボートが、第七艦隊の旗艦USSブルー・リッジ(LCC 19)の入渠時に、艦船修理廠および日本地区造修統括本部(SRF-JRMC)のドライドック脇に係留する。(写真:礒部良、FLEACT横須賀広報課)

「ブルー・リッジの入渠は、ミサイル駆逐艦を他のドックに入渠するのに比べて扱いにくいところがあります」とドッキングオフィサーのティモシー・ポリカー大尉は話した。「というのも、この船は、水面から上甲板までの距離である乾舷が高いので風の影響を受けやすいからです。そうしたわけもあって、通常プッシャーボートに負うところが多い部分を、ロープの巻き上げ装置であるキャプスタンの動力に頼らなければなりません。ドックが大きいこともあり、入渠の工程もずっと長時間になります。水を排水するのに長い時間がかかるのです。」

ブルー・リッジがこうした工期のために入渠するのは2010年以来となる。

天候の影響で若干2時間の遅れがあったものの、ブルー・リッジとポートオペレーションのボートがドック前に姿を現すと、入渠が開始された。SRF-JRMCの木工工場の従業員がロープをさばき、ドッキングオフィサーやドックマスター、アシスタントドックマスターらとコミュニケーションをとりながら、ドック内で艦船の正確な位置決めを行った。

位置が決まると、ドックからの排水が行われた。この工程では、盤木に「安全に艦船を上陸させる」ために、さまざまな水面の高さごとに作業を中断する。最後の工程では、ダイバーたちが水中で盤木や船体、その位置関係を検査する。

「一息つけるのは船体が安全に盤木に着いたときです」とドックマスターで造船エンジニアの福田正樹さんは話した。

1967年にペンシルベニア州フィラデルフィアのフィラデルフィア海軍工廠で建設され、1970年に就役したブルー・リッジは横須賀の第七艦隊に前方配備された揚陸指揮艦である。1979年まではサンディエゴを母港としていた。その名は米国東部のアパラチア山脈の一部を成すブルー・リッジ山脈にちなんでいる。満載排水量は1万8,874トン、52名の士官と490名の下士官を乗組員としている。

アシスタント・プロジェクト・スーパーインテンデントの平野晶行さんによれば、工期中に予定されている工事には、ガスタービン発電機の交換、陸上電力や通信システムのアップグレード、シャフトラダー(舵)の修理などが含まれれる。

2016年6月1日、艦船修理廠および日本地区造修統括本部(SRF-JRMC)のドッキング・オフィサー、ロバート・ジョハンソン大尉(写真左)、ティモシー・ポリカー大尉(写真右)が第七艦隊の旗艦USSブルー・リッジ(LCC 19)がドライドックに曳航される様子を見守る。(写真:礒部良、FLEACT横須賀広報課)

2016年6月1日、艦船修理廠および日本地区造修統括本部(SRF-JRMC)のドッキング・オフィサー、ロバート・ジョハンソン大尉(写真左)、ティモシー・ポリカー大尉(写真右)が第七艦隊の旗艦USSブルー・リッジ(LCC 19)がドライドックに曳航される様子を見守る。(写真:礒部良、FLEACT横須賀広報課)

「このような大規模な操業を安全かつ円滑に遂行するには、準備を十分に行い、事前および操業中にチーム間のコミュニケーションを取り合う必要があります」と福田さんは話した。

「どんな船であっても、我々が横須賀でサポートする艦船の入渠は同じぐらい重要です」と話したのは大工(造船工)でフォアマンBの志村克利さんだ。「どんな艦船でも安全かつ迅速に入居する必要があります。」

今回SRF-JRMCドッキングオフィサー・アンダー・インストラクションを務めたロバート・ジョハンソン大尉は次のように述べた。「準備としてブルー・リッジのチームと前もって何度か打ち合わせをして、入渠時間のスケジュールと工程の摺合せを行いました。計画はほぼ完璧に行われました。[ブルー・リッジの]入渠は複雑な作業ですが、専門性に長けたチームとプロの技術で、ごく小さなこと以外は問題なく終えることができました。安全で効率の良い作業でした。これもまた、SRF-JRMC、FLEACT横須賀、ブルー・リッジの優れたチームワークの証です。」

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